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業務を分析する「QC七つ道具」とは?

2016年11月12日

道具

「クオリティコントロール(通称:QC)」はひとことで言うと“品質を改善する”手法です。消費者により品質の良い物を提供するために、製造段階・開発設計段階・商品企画段階での質を向上するためのさまざまな方法を指します。QCで代表的と言われる手法が「QC7つ道具」です。業務上の無駄や問題点を把握して、ものごとを数値的・定量的に分析して可視化することで、誰にでもすぐに問題点が見つけられて、簡単に説明することができるようにする手法のことを言います。ここでは、業務を分析するのに必要とされる「QC7つ道具」を説明していきましょう。

①パレート図

“パレート図”とは、業務の工程改善に用いられるツールです。工程で発生している問題点を原因別や項目別などに分けて調査し、結果を数値の多い順に棒グラフとして表し、同時に発生件数率を折れ線グラフで示して、同じグラフ上にまとめていきます。このパレート図を計測することによって、改善せねばならない「重要な要因はどれか」、「その影響はどのくらいか」をひと目で把握することができます。問題を分類し、優先度の高い順に改善することで、より仕事がスムーズになるでしょう。

②特性要因図

こちらは問題抽出に用いられるツールです。ひとつのシートに、考えられる問題点の要因をすべて書き出し、分類分けをして体系を作図します。この図により、発想や気付き・連想などが生まれてきます。また全体の構造の把握にも役立ち、隠れた問題の要因を推測することもできるようになります。その図の形状が魚の骨に似ていることから「フィッシュボーン」とも呼ばれています。管理用特性要因図(管理すべき要因の列挙目的)と、解析用特性要因図(原因の探索目的)とがあり、目的によって使い分けることもできるのが大きな特徴です。

③グラフ/管理図

「グラフ」を使うことで、数値でのデータ比較が視覚的によりわかりやすくなります。対して「管理図」とは、継続的に取得したデータを記入していくことで、その業務工程の安定度をはかることができます。変化の推移などを視覚的に追うことも可能。いずれも、目的に合ったグラフを選ぶことでデータの全体像がとらえやすくなります。誰が見てもわかりやすく表示できるように、案件ごとに適したグラフの形を選ぶようにしましょう。

☆折れ線グラフ・・・変化や項目の推移を時間ごとに見る場合
☆棒グラフ・・・ある時点における大きさや量の大小を比較する場合
☆円グラフ・・・ある時点における内訳の割合を示す場合
☆帯グラフ・・・項目ごとの内訳の割合や時間的な変化を示す場合
☆レーダーチャート・・・対象ごとの性能を比較するなど、各項目のバランスを見る場合

④チェックシート

確認事項や、要点などをあらかじめ抜粋してまとめて記載したシートのことを「チェックシート(調査用紙)」と呼びます。チェックシートがあれば、必要とするデータが何かを瞬時に明確に理解することができます。状況の把握位以外にも、ミス防止や、忘備録リストとしても使用できる、業務管理には欠かせないツールです。

⑤ヒストグラム

「ヒストグラム」とはデータ内の分布傾向が判断できるツールです。ばらつきのある特性を、それぞれの割合をグラフにすることで、平均値や分散などの傾向を知ることができます。品質管理においては、この「ヒストグラフ」の分布よ読み取り、分析することで、工程の問題を見出すことができます。そして、その結果に基づき次の行動に移すことが重要とされているのです。

⑥散布図

「散布図」は2つの商品や、物事や、業務の相互関係を可視化するのにもっとも有効な手法です。2つの対となるデータを横軸(原因系)と縦軸(結果系)としてプロットした図。縦横と横軸に展開したグラフ上にデータを点として記入することで、2つの要素の相関関係を確認することができます。2つの事柄の相関具合の有無はもちろんのこと、お互いの相関具合の強弱も確認することができます。

⑦層別抽出法

「層別」とは、データを同質なグループ(層)ごとに分けて分析するツールです。例えば年齢層、業種、年齢、性別ごとに分けて分析し、その傾向を見られます。データを層別に分析することによって、なんとなくなどの肌間ではなく、正確に情報を把握することができ、問題の原因判別につながる有効な手段。ある意味、データを取得する上でもっとも必要な考え方のひとつであると言えます。もちろん一部のデータを取り出し、双方を比較して問題点を把握することができます。一見関連性の見えないデータたちでも、「層別」によってあらわすことで、特徴を見出すことができるのです。

まとめ

企業が生産する商品やサービスには欠かせないといわれる「QC」ですが、自分が抱える業務の整理にも必要な考えかたと言えます。より高い質の結果を出し、実績を残すためにも、常に測定は意識することは重要。何となく行なうのではなく、欲しいところに沿った管理法で、寄り道少なく、確実に目標に向かうことが出きるのです。