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仕事にも役立つ『自己肯定力』の付け方

2016年8月20日

自身の成功のカギ

自己肯定力は、文字通り自分自身の存在を認め、肯定すること。自分の良いところだけではなく、短所も含めた自分自身に全てを認めることで、仕事に良い影響を及ぼすと言われています。この自己肯定力は、幼い頃の経験や環境によって左右されると言われています。
自己肯定力が低いまま育つと、消極的で保守的な大人になってしまいます。何にも自信を持てないために、仕事や人間関係がうまくいかないまま年を重ねてしまうことになります。では、幼いころ自己肯定力が身につかなかった人は、諦めてしまうほかないのでしょうか。実は自己肯定力は、大人になってからでも身につけられることをご存知でしたか?今回は、大人になってからの自己肯定力の養い方、仕事への活かし方についてご紹介していきます。

なぜ自己肯定力は幼い頃に決まるのか

冒頭で述べたように、「ありのままの自分を受け入れる」自己肯定力は、幼い頃に形成されてしまうものと言われています。幼少期に親や身近な大人にどのような愛情を受けて育てられたかで、その人の自己肯定力が決定されます。「あなたはあなたのままでいい」という個性を肯定されて育った子どもは、精神的な自立や、自分らしい行動に自信が持てる大人へと成長します。一方で、いつも否定され、褒められる経験が少ない子どもは、自己肯定力を養われることなく大人になってしまいます。そのような人は、偏った思考や漠然とした生きづらさ、誰かに助けてもらいたいという思いから突飛な行動を起こしてしまうこともあります。

自己肯定力が低い人の特徴

  • ・悪い意味で完璧主義
  • ・他人の評価や噂を気にしすぎる
  • ・自分を責める傾向にある
  • ・挑戦する前に諦めてしまう

自己肯定力の養い方

幼少期に身についてしまった感覚は、一種の刷り込みや洗脳のようなものです。大人になってから自己肯定に対する認識を塗り替えることは簡単ではありません。そのため、幼少期とは違った視点で自己肯定力を身につけていく必要があります。

・できないことではなく、できることに目を向ける

自己肯定力が低い人の特徴として、完璧主義ということが挙げられます。全ての仕事を完璧にこなそうとする、または自分の中で求めるハードルが高すぎるために、結局どれも上手くいかなくなってしまうというもの。安請け合いして、できないことに躍起になってしまうために、仕事の効率が非常に悪く、ストレスを貯める傾向にあります。
対処法としては、できないことに敢えて挑戦するのではなく、できないことはあえて切り捨ててみましょう。これは自己肯定力を高めるというのとは逆で、自己否定感を低くすることに役立ちます。大人になってしまったら、子どもの頃のように失敗しても許して貰える環境を用意するのは難しいもの。自分のできないことを認めた上で、失敗した際に「自分はダメだ」と否定しない環境を作り上げるのです。そして、自分の得意なことを磨くよう心がけましょう。自分のできないことは、相談の上、他の人に頼ることも肝心です。こうして徐々に自分の好きなこと、得意なことを認識することで、自己肯定力を高めることが可能になります。

・問題が起こった時の「言い訳」を考える

日本では、問題が起こってしまった時、言い訳をするのは恥ずかしいことという風潮があります。自己評価が低い人は、失敗してしまった時に過度に自分を責め、言い訳をせずに自分の中に留めてしまう癖があると言います。しかし、失敗してしまった原因を自分自身の中に押し込み、受け止めようとすることは、実は根本的な問題解決になっていないことが多いのです。失敗してしまった事柄は、必ず原因や理由をいくつか考えてリストアップしてみることが大切です。原因と改善点を見つけることによって、次に同じ事柄が起きた時の対応方法などを学習できるようになります。自己否定をするのではなく、あえて「言い訳」を考えることで、自身の評価に対しても相対的に捉えられるようになるのです。ただし、本当に自分が悪い場合は、素直に謝り、改善に向けた努力を怠らないようにしましょう。ここで重要なのは、事実を受け止め、正しく認識できるようになることです。

・「他人に認められたい」という思いは捨てる

意外なことに、自己肯定力を身につけるためには、他人に認められたい気持ち、「承認欲求」を持たないことが重要です。一般的には大人になって自己肯定力が低い人というのは、子どもの頃に両親などにある条件をクリアしなければ褒められなかった、という人が多いようです。自分の存在や行動に対して褒められて育てられたのではなく、両親など他人の価値観の中の評価を基準に育てられたため、自己肯定力が身につかなかったのです。
つまり、「他人に認められたい」という感情は、知らず知らずのうちに他人の評価基準に依存し、自身の評価基準を否定している、ということなのです。物事に対する価値観や良し悪しの基準は、他人ではなく自分自身の中にあるということが、自己肯定力を身につける上ではとても大切なことなのです。

・目的意識を持つ

目的に向かって努力するということは、達成する自分自身を信じているということ。仕事で何らかの目標や目的意識を持っている人からは、大きなエネルギーを感じるのではないでしょうか。自己肯定力を養うためにも、自分の目的意識を持つことが大切です。目標を持つことで、達成に向かって努力する原動力にもなります。また、一生懸命に頑張ることで、劣等感や他人との比較といった余計な思考をそぎ落す効果もあります。達成できた時の成功体験は、あなたの自己肯定力を養う上で大きな役に立つでしょう。

・感謝の言葉「ありがとう」を意識する

感謝する言葉を意識して発するようにしてみましょう。特に「ありがとう」という言葉は、自分のために何かしてもらったり、褒めてもらったりした時に使われる言葉。同時に、感謝する気持ちを表すことは、他人の行為ではなく、存在そのものを認めてあげる行為でもあります。他人を認められる人は、自分自身を認められる自己肯定力があるということ。些細なことに対しても意識して使うことで、自己肯定力が自然と高まる効果があるのです。他人が自分のためにしてくれること、掛けてくれた言葉にたいして、心から「ありがとう」と感謝できるようになれたら、自己肯定力が育ってきた証拠と思って良いでしょう。

【まとめ】

自己肯定力は、ダメな自分、できないことの自分も認めることも大切です。仕事を進める上で、自身の悪いポイントを認めることは、非常に勇気がいるかもしれません。早く認めてほしいと焦る気持ちもあるかもしれません。しかし、まずは「できない」という思い込みを捨て、目的をもって自分にできることから始めてみましょう。そして、周囲へ感謝する気持ちを持つことで、自然と自己肯定力が身につき、仕事にも役立つようになるはずです。